ボクシングの試合は一対一の真剣勝負。
しかし、その前に自分との戦いが常にある。
試合が決まる前からずっとずっと自分との闘い。
練習なんて、したくない。
でも、負けるのは、もっといや。
相手に。いや、自分自身に。
そう。
いつも、自分自身と向き合って、
自分自身と闘って、見つめなおし、今日の自分を褒めたり、反省したり。
3分という時間の中で、
怠けようとする自分と頑張ろうとする自分がいる。
いつも葛藤。
それがあるから、面白い。
技術だって、習ったことなんて、最初は全然うまくできない。
指摘されていることと自分の何が違うのかも最初はわからない。
それがやればやるだけ、わかってきて、それでもできなくて。
それでも、それでも、続けていけば、なんか一つ一つできるようになって。
結局、ボクシングって、自分自身との戦い。
そして、日々我慢の連続。
自分自身に勝った数だけ、うまくなり、強くなる。
我慢なんて、誰もしたくない。
でも、我慢をしないと、努力をしないと、
ボクシングは楽しめないのです。
今感じている『ボクシングって楽しい!』の上に、
必ず、もっと奥深い『ボクシングって楽しい!』が存在する。
その発見がやっぱり『楽しい!』なんです。
今の『楽しい!』よりも、
もっと楽しい明日の『ボクシングって楽しい!』を
知りたいからまた我慢して、努力して、明日に繋げるのです。
ボクシングって本当に奥深いのです。
どこまで、奥深いのか、私にもわかりません。