井上尚弥選手、４団体統一おめでとうございます。
ジムで会員さんと井上尚弥選手vsバトラー選手をｄTVでLIVE観戦しました。
試合は終始、井上選手のペースで進められていましたが、
バトラー選手のガードは井上選手の上下の打ち分けにも対応し、
被弾を最低限に抑えていました。
もちろん、ガードの上からでも効いたパンチはあったはずですが。
前半からしっかりとガードを固めた戦い方は、
バトラー選手が唯一勝てる可能性がある戦い方だったと解釈しています。
不用意に手を出していたら、井上選手の餌食に早々になっていたでしょう。
そこをしっかりガードを固めて、ステップも使って、なんとか被弾を最低限に
抑えていたバトラー選手。
では、どうなっていたら、バトラー選手にも
チャンスが訪れていたのか。
バトラー選手の戦略だったのかはわかりませんが、
あの終始消極的にも見えた、しっかりとガードを固めたボクシングに
後半、井上選手も少なからず苛立っていたのではないでしょうか。
様々なフェイントやノーガードで誘っても
全く乗ってこないバトラー選手。
井上選手がバトラー選手の戦い方に苛立ち、我慢できなくなり、
いつもとは違う雑なパンチ、大ぶりなパンチや
体の位置・頭の位置を考えずに打ったパンチがあったのなら、
そのときこそが唯一バトラー選手が勝てるチャンスではないかと思って
観ておりました。
そして、そのタイミングにカウンターが打てたのなら。。。。
私には、バトラー選手が唯一勝てるかもしれない戦略を終始遂行している
ようにしか見えませんでした。
しかしながら、３団体を統一し、４団体目に手を掛けていたチャンピオンは、
そのミスを犯さず、最後はしっかりと右ボディから左フックを効かせて
連打で仕留めてしまいました。
そして、４団体統一。
凄すぎです。
本当に穴のない井上尚弥選手を次はだれがどう戦うのか。
楽しみで仕方ありません。