いろ~んなこという人がいるけど、
やっぱりボクシングは品位品格のあるものだと思っているんです。
それは、過去の偉大なボクサーたちばかりでなく、
ボクシングに関わってきた人々が築き上げて頂いた結果として
今があると考えています。
だから、品位品格を落とすようなことを
今、ボクシングに関わる全ての人々がしてはいけないのだと。
品のない言葉を世間に吐き捨てて、注目を浴びようとするのも、
SNSの世界では当たり前のことなのかもしれませんが、
それは当人のことしか考えていない言動で、
結果それがボクシングの築かれてきた品位品格を落とすことになる。
それを素人がいうのならともかく、プロが言ってはいけません。
プロはリングを降りても、プロ。
リングを降りても、プロとして立ち振る舞えと教わった。
時を経た今、
ボクシングを教えさせて頂いている身としては、
ボクシングの品位品格を汚す様なことはできないし、
品位品格を落とす様な人に
ボクシングを自分自身は教えてはいけないのだと考えています。
何様だという人もいると思いますが、
何様でもない自分にでさえ
こうしてボクシングを教えるという場を
与えて下さったボクシングの神様たちに
背くような行為はできないということです。
初心者に教えるということは
技術もちろんなのですが、ボクサーとしての心得を
教えることが重要。
自分を律することができるのか否か。
ありがたいことに、
グラントには、学ぶ姿勢を持ってきてくれる方々が多いし、
体力をつけたい方やスパーリング好きの方、
健康のために来ている方それぞれが
ボクサーとしての心得を理解し、尊重してくれている人ばかりです。
そんなグラントでボクシングをする楽しさとは、何か?
それは、それぞれの段階で楽しいポイントが異なることでもあるのです。
常に乗り越えなければならない壁が用意され、
それを一つずつ越えていくことにあるのです。
グラントはプロジムではありません。
初心者から始めるボクシングジムです。
そんな会員さんたちの中には、
来るたびに、苦しい、キツイ、と言ってしまうけど、
また、ジムに来てしまう人たちもいるのです。
ボクシングを学ぶ方には、難しいと言ってしまうけど、
また、ジムに来てしまう人たちもいるのです。
どういうことかわかります?
日常では味わえない時間があるからってことですよ。
やればやるほど魅かれていく、それがボクシング!